今から10年後って想像したことありますか?
少し前までは、インターネットがこんなに普及して、スマホからスマートウォッチが出るなんて予想もしてなかったですよね。
子育てはどうでしょうか。
母親は子供の面倒を見ることもなく、ロボットが子育てする時代が来るのでしょうか。
それもあるかもしれませんが、人間の心を作るのは人間しかいません。
我が子が立派に成長していくためには、親の愛情とある能力を伸ばしてあげると、子供は変わりゆく未来にも対応し、充実した人生を歩ける可能性が高くなります。
その能力が【非認知能力】
- 非認知能力とは何か?
- 非認知能力を身につけるために親は何をすればいいのか
などを自分の体験からお伝えします。
非認知能力とは?
- 創造・想像力
- 発想力
- 忍耐力
- 集中力
- 問題解決力
- コミュニケーション能力
など、数字では測れない能力のこと。
この能力が身に付くと
人生で失敗した時でも、自ら問題を解決し、乗り越えられる力がつきます。
想像力も豊かなので自ら様々なことを開発し、人生を楽しむこともできます。
楽しむだけでなく、収入も上がります。
それは非認知能力の中にある忍耐力や集中力、そして問題解決力が大きく作用して、仕事に対する姿勢や行動が結果をもたらすからです。
また、非認知能力は子供の自立も早めます。
自分で考え、解決することができるということは、自分の足で人生を歩くことができるということ。
自立を早めるのにも、非認知能力は効果絶大です。
- 自分自身が切り開いた人生を歩くことができる
- 自分が進みたい道へ進むことができる
- 収入は自ずとついてくる
そのような人生を歩むことができるのが、非認知能力の効果です。
非認知能力が未来の子育てに必要な理由
非認知能力という言葉自体、私は令和の時代になってから初めて聞きました。
おそらく集中力や想像力、コミュニケーション能力などは、平成や昭和の時代にも求められていた能力だったと思います。
しかしITが進化した2020年の今。
世の中はがらりと変わり、個々の力が求められています。
それが、
- 新しいものを作り出す力
- 自分の持っている力を最大限に発揮する力
それらの能力が求められる時代が来ています。
その理由は、
より新しいものを開発して社会を発展させたい
という思いがあると、私は感じています。
今の世の中は充分すぎるほど便利です。
欲しいものは全て揃っていて、新たに開発しなくても生きていける世の中です。
そんな世の中で、私たち大人は今ある仕事について働いている訳ですが、この先本当に仕事は安泰でしょうか。
AIが進化していく中、仕事がなくなると言われて、焦っている人もたくさんいます。
2030年の未来は、私達の想像をはるかに超える世界が待っているかもしれません。
そんな時代に、自分で人生を切り開いていく力がなければ、子供が大人になった時、困るのは子供ではないでしょうか。
そこに立ち向かえるのが「非認知能力」です。
非認知能力を身につけた子供の年収は高いと言われています。
その理由と、大人になった時の成果を、3人の息子がどんな大人になったのか、自分自身の子育てを振り返りながら
どうすれば豊かな人生を歩むことができるか、検証します。
非認知能力を身につけるとどうなるのか
私には3人の息子がいます。
長男は小さい時から何でも自分でやらせました。
- 自分で服を選ぶ
- 自分で服を着る
- 自分で靴を履く
- 自分で考えて行動をさせる
とにかく何でも自分でやらせるということにこだわりました。
もちろん失敗もたくさんありましたが、私は大して怒りませんでした。
まだ幼児だと完璧にできるはずもなく、失敗する姿も可愛くてつい見とれてしまっていたからです。
また、長男にはたくさんの愛情を注ぎました。
一人目の子ということもあり、私に話してくる話もしっかりと目を見て聞くように心がけました。
長男には、早い段階から机に向かって勉強させるということをしました。
勉強は一切教えていません。
机に座ってやらせるということをやりました。
長男は、小学生の間は友達と好きに遊んだりしていましたが、学力はそこそこありました。
中学校に上がると、中の上ぐらいでした。
高校受験の時、目的の高校に入れるほどの偏差値はありましたが、本人自ら塾に行きたいと言い出しました。
塾に行きつつも、家でも自分で勉強していました。
見事目的の高校に合格し、高校ではトップクラスの成績にまで上がりました。
高校卒業後は自分の夢を叶えるために、それに没頭しつつ、大手企業からの委託で現在は収入を得ています。
もちろん、収入が乏しい時もありましたが、親には一切頼らず
自分で自分の道を決め、苦しい時も自分で何とか収入を得て、自分で考え、乗り越えているようです。
次男は、私が何でもして育ててしまいました。
服の着替えも何かの準備も、長男よりやることが全て遅いので、ついつい私が手を貸してしまっていました。
勉強に関しては、次男はほったらかしてしまいました。
当たり前ですが、勉強する習慣が身につくはずもなく
- 宿題はやらない
- 提出物は忘れる
- 学力落ちる
という負の連鎖が、既に小学校低学年から始まりました。
毎日学校から帰ると、玄関にランドセルを置いてそのまま遊びに行く、なんてことが続きました。
中学に入ると成績は下の下。
なんとか高校に入るものの、高校卒業後はフラフラして、一旦就職したもののすぐに辞めてしまいました。
その後、幾度となく話し合い、二十歳を越えてやっと自ら働くようになりました。
長男・次男だけを見ても、幼児の時の接し方が違うだけで、大人になった時の考え方や行動が全く違うことがわかります。
- 長男には、自分で考えて行動させるということをさせてきた
- 次男には、自分では考えずに親が全てしてくれる環境を与えてしまった
そして、20歳を超えたら
- 長男は親に一切頼らず、自らの力で人生を切り開き、人生の目標を見つけて突き進みつつ、収入も安定させた
- 次男は親に全てを頼り、自分の意志はなく流されるまま生き、人生の目標どころか何をしていいか分からず、仕事を辞めて家でブラブラするようになった
これが、非認知能力を身につけているか、いないか、の結果です。
言い訳となりますが、次男に愛情を注いでいなかったわけではありません。
しかし、自分で生き抜く力を身につけてあげられなかったのは事実です。
そこで三男には、長男と次男の成功・失敗を踏まえ、幼児の頃から「自分で考える」ということを重点的に子育てをしています。
まだ小学生なので何とも言えませんが
- 自分の意思をはっきりと伝える
- 自分で行動する
という点においては、長男に似ていると思います。
非認知能力を身につけることで生まれる結果は
- 大人になった時どんな困難にも負けず
- 辛い期間を耐え忍び
- 自分自身の力で人生を切り開く
これだと私は個人的に実感しています。
そして、このようなことができる人こそ、仕事でも成果を出し、年収アップにもつながるのではないかも思います。
では、非認知能力を身につけるためにやるべき親の行動、そして身につけさせるべき対象年齢は何歳なのでしょうか。
非認知能力が身につく年齢
非認知能力が身につくのは3歳までと言われています。
これは、人間は3歳までの脳が柔らかく、なんでも吸収するからではないかと推測します。
では、3歳以降はダメなのか?と言うと、個人的にはそうではないと考えます。
その理由がこちら。
3歳を過ぎてしまったら非認知能力は身につかないのか
「うちの子、もう5歳なんだけど、今から非認知能力を身につけるのは無理?」
私が三男を育てていく上で、3歳まで
- 知育玩具で遊ばせたことがない
- 感情で怒ることも多々ある
- 朝の忙しい時間など私が靴を履かせていた
など、非認知能力が身につかないようなことばかりしていました。
- 愛情をたっぷり与える
- たくさん触れ合う
ということはたくさんしましたが
ママ〜
靴下履けない
服が着れない
ご飯が食べれない
と朝からワガママを言う息子に対して
ハイハイ
ママがやってあげるから
とホイホイやってしまっていました。
3男だと可愛くて何でもやってあげたくなるんですよね(笑)
でもそれは、本当は息子のためになりませんし、非認知能力が身につくには程遠い子育て。
4歳からレゴ遊びをするようになりました。
ちょうど年少ぐらいの時です。
4歳の年中からプログラミング教室に通うようになりました。
プログラミング学習の内容は、レゴプログラミングです。
大好きなレゴでロボットを作れるなんて、息子にとってのスクールは、楽しい楽しいテーマパークでしかありませんでした。
レゴプログラミングは1年間やりました。
私がびっくりするぐらいのロボットを作ったり、歯車をうまく使い回せるように工夫したり、息子は楽しすぎて家でもレゴに没頭していました。
1年後にはゲームプログラミングに移行しました。
その後、数年間のゲームプログラミング学習を経て、もうすぐアプリ開発に取り掛かります。
そんな三男は今8歳ですが
- ものづくりが大好き
- モノづくりをしている時の集中力がすごい
- 本を読むときは没頭しすぎて他人の声が耳に入らない
- 何でも自信を持って行動できる
- 目的のための努力は怠らない
- 私がびっくりするほどのプラス思考
- 失敗は笑顔で対応
という息子に育っています。
この行動は、まさしく非認知能力に値するのではないかと思います。
- 集中力
- 発想力
- 創造・想像力
- やり抜く力
- 忍耐力
- コミュニケーション能力
などですね。
実は、この結果がプログラミングによるものだと世間では言われており、プログラミングを幼少の頃から習った子供は息子のような行動を起こす子供が多いのだそうです。
プログラミングを習うことにより、非認知能力と同じ成果を得られるということが、研究の結果わかっています。
そのため2020年から始まる小学校プログラミング教育は
- プログラミングを習うのではなく
- プログラミング的思考を学ぶため
の教育だと言われています。
その教育で得られるのが
- 想像力
- 思考力
- 集中力
- 忍耐力
- コミュニケーション能力
などです。
非認知能力と全く同じ事ですよね。
それを2020年からは小学校で学んでいきます。
ということは小学生で非認知能力を身につけるのは可能だという事にもなります。
息子もプログラミングを習いだしたのは、4歳からでした。
すでに3歳は超えていますよね。
ですが、結果は出ています。
なので、個人的見解としては小学生でも十分可能だと言っても良いと思います。
では中学生・高校生はどうなのか?
成人してからじゃ遅い?
いいえ。
何歳になったって、自分自身が何かを身につけようという強い思いさえあれば、私は身につくと思います。
ただしその場合は「方法」によります。
中学生は、思春期の時期でどうしても素直になれないことも多々あるかと思います。
高校生は、友達との関係に悩んだり、自分の将来について考え込んだりする時期でもありますよね。
その為、この年代は幼児や小学生のように頭が柔らかい時でもありません。
どれだけ親が愛情を注いでいても伝わらないこともある時期です。
その時の方法としては「プログラミング学習」。
非認知能力が身につくだけでなく、将来的にも必ず活躍する知識や技術ですし、もしかすると生きがいを見つけられるかもしれません。
プログラミング学習にはいろんな方法があって
- ゲームを作りながら学習
- ロボット、AI に関わりながら勉強
する方法など、様々。
中学生以上のお子様に集中力や想像力・発想力を養わせたいのであれば、子供自身が納得して楽しめる方法を提供してあげてください。
どんな能力を身につけるのでも、やる気になれば年齢は関係ない!
非認知能力がつくために親が子供にするべきこ
- 愛情を最大限に注ぐ
- 何でも自分でやらせる
- 失敗は怒らない
- 知育玩具で一緒に遊ぶ
- たくさん触れ合う
※私の経験と個人的思考です。
愛情を最大限に注ぐ
3歳までに、自然に非認知能力を身につけたいのであれば、とにかく最大限の愛情を注いであげてください。
親の愛情が子供の人生の土台を作ります。
土台がないと人生は崩れてしまいます。
土台があるかないかで、その後の人生が決まると言っても過言ではない、と私は個人的に思っています。
ただしここで間違えて欲しくないのが
愛情を与える=甘やかす
のではないということ。
この境目がとても難しいですよね。
では、甘やかさずに愛情を与えるのはどういうことなのでしょうか。
それが、
- 愛情という土台の元、何でも自分でやらせる
- 親は一切手を出さない
ということです。
何でも自分でやらせる
愛情を注ぎつつ、子供にはとにかく何でも自分でやらせてください。
子供の年齢が小さいうちから、何でもやらせるというのは正直大変です。
- 忙しいのに、子供はなかなか服が着れない
- ご飯を自分で食べさせると食べるの遅いし、たくさんこぼす
こんな時つい親は手を貸したくなります。
時間はないし見ているとイライラするし、実際に私もそれで次男には全部手を貸していました。
でも、それはしない方がいいです。
愛情という土台を作ってあげるのが、親の役目。
そう考えると、親もイライラから優しく見守るという気持ちに変わります。
子供自身も、できない焦りよりも、見守ってくれているという安心に変わります。
人間は安心すると、堂々と何でもチャレンジできるようになります。
失敗は怒らない
もちろん失敗もあります。
でも、
失敗を受け止めてくれる人がいる
この思いがあるだけで勇気が出ます。
なので失敗は怒らないであげてください。
この世に生まれて、まだたった数年しか生きていません。
失敗は当たり前です。
牛乳をこぼしてしまったら「床がピカピカになる!」とプラスの気持ちに親が切り替えてあげましょう。
生理前などでイライラしている時、つい怒ってしまったら必ず後で謝るか、なぜ怒ったのかを説明してあげてください。
そして、最後に必ず「あなたのことをとても愛してる、大切だよ」ということを伝えてあげてください。
これこそが愛情の土台作りです。
知育玩具で一緒に遊ぶ
知育玩具の中でも私の一番おすすめはレゴ。
東大出身者の多くは、子供の頃レゴ遊びをしています。
レゴで一番身に付いた能力が、集中力だと東大出身者たちは言います。
レゴはやりだすと止まらないところもあり、集中力だけでなく、想像力や発想力・思考力など多くの非認知能力が身につきます。
- 自分で何を作るか考え
- どの部品を使って
- どう組み立てるのか設計し
- 失敗を繰り返しながら成功させる
非認知能力に含まれている能力がすべて身につくんです。
レゴは、1歳ぐらいから遊べる積み木ぐらいの大きさのものから、大人でも苦戦するとても細かいパーツまでたくさん部品があります。
そのため毎回作るものも違うため、飽きずに遊び続けることができるのも特徴のひとつ。
自分で考えさせて自分で行動させる。
まさにそれを可能にするのがレゴです。
その他のおすすめ知育玩具は
- パズル
- ラキュー
たくさん触れ合う
親の愛情を最大限に与える、に繋がるのですが
- ハグする
- 頭をなでなでする
- 手をつなぐ
- 肩を触れ合う
など、日頃から親子のスキンシップを心がけておくことで、これも子供の安心感につながります。
また、親からの愛情をじかに感じることができるので、絆も深まりやすく
- 人を大切にする気持ち
- 思いやりや感謝
- コミュニケーション能力
に繋がると私は思っています。
長男と三男はとにかく、よく抱っこしました。
無駄に抱き着いたり、チューしたりもして「うざっ」とか言われたりしました(笑
それが次男には少なかったように思います。
子供への愛情はいつまでも欠かさず、そして甘やかさず、非認知能力を身につけさせてあげて下さいね。
まとめ
実は、プログラミング自体も非認知能力が隠されているとは、私知りませんでした(笑)
ただ、この先の未来を豊かな人生にするためには、プログラミングを習得させておきたいと考えてプログラミングスクールに入りました。
結果、それが非認知能力に繋がったわけです。
子供たちが大人になった時に困らないように、親である私たちが非認知能力を身につけられる環境や発言・行動を促してあげれるといいですね。
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