介護脱毛が今急上昇で話題になっています。
高齢者が増えてきた世の中、親を介護してきた人たちが見てきた排泄介助で分かった大問題から、介護脱毛が急増。
なぜ、介護脱毛がそこまで人気なのでしょうか。
介護脱毛のメリット・デメリットや特徴・料金、そして必要の理由をまとめて掲載しています。
実際に介護脱毛した人たちの口コミや白髪になってしまった場合なども含めて、最終的に医療脱毛と光脱毛の違いも紹介しています。
介護脱毛を簡単に解説!
介護脱毛とは、介護を目的としたデリケートゾーンの脱毛。
脱毛箇所はVIO脱毛と呼ばれる、アンダーヘアです。
介護脱毛とは?こちらで詳しく解説!
介護する時に
- デリケートゾーンの臭い
- 肌トラブル
の原因がアンダーヘアだということで、年を取って介護される前に清潔にお手入れしておくというもの。
介護脱毛の別の呼び方【 VIO 脱毛】のVIOとは
- Vライン
- Iライン
- Оライン
の3箇所のこと。
V部分とは、正面から見た時に見える股の上の部分の場所。
Vの形になっていることから、Vラインと呼ばれています。
この部分は脱毛をせずに残す人が多いです。
また、この部分は尿や便がつくことはまれなので、残しておいても比較的安全な場所でもあります。
形は逆三角形にする人もいれば、卵型にする人など、好き好きになっています。
Iラインは、女性の下半身の割れ目の部分のこと。
ここはツルツルにしておいた方が、介護されるようになったときに拭きやすい。
一番ムレやすく、雑菌がたまりやすい場所でもあるので、毛がない方が感染症なども防げます。
自分が年を取って、なかなか体が動かなくなったとしても、ここに毛がないだけで汚れをきれいに拭き取ることができます。
Oラインはお尻周りの毛です。
ここもツルツルにしておいた方が、便をしたときに楽です。
介護する人も拭きやすい!
ちなみに、VIOを完全に無毛にすることを【ハイジ―ナ脱毛】と言います。
介護脱毛を実施している年齢層は、主に40〜50代の男女になります。
介護脱毛していない場合のトラブルは?
介護する人、される人でそれぞれ起こるトラブルが違います。
介護する側
- 陰毛に排せつ物が絡まるので、手間と時間がかかる
- ニオイが凄いのでストレスがたまる
- 強くこすると介護者から文句を言われる
- 肌を清潔に保つのが大変
介護される側
- ムレる
- ムレから肌荒れになる原因にもなる
- かゆくなる
- 感染症などの病気を引き起こす可能性もある
- 綺麗に拭いてもらえないと不快感が残る
- ニオイが気になる
- ふき取りの時間が長いと疲れる
- 自分でもどうしていいか分からない
介護は、する側もされる側も
- 匂い
- 拭き取り
に不満があることが分かります。
そして、その原因を作っているのがアンダーヘア。
アンダーヘアがあるだけで、介護される側もする側も、思わぬストレスを抱えています。
- 介護する側は、介護と精神的トラベル
- 介護される側は、精神的苦痛と肌トラブル
アンダーヘアのトラブルは、想像以上に大きな負担となっていました。
介護脱毛はかなり痛いと聞くけど…
はい、痛いです(笑)
陰毛は太く密接しているため、身体全身のどこよりも一番痛いという人がほとんど。
医療脱毛の場合、脱毛パワーが強いため、効果が出やすい反面、痛みも強め。
光脱毛は、医療脱毛に比べると痛さは半分以下ですが、痛みに弱い人は光脱毛でも痛いと言います。
医療脱毛と光脱毛の違いは?は、こちらに解説があります↓
痛みに弱い人のために医療脱毛は
- 麻酔を使用
- 冷却エアー付きの脱毛機
を使って脱毛してくれるクリニックもあります。
また、医療脱毛に限らず、光脱毛でも同じことが言えるのですが
- 生理前後
- 日焼け後
- 肌荒れ中
の時には、普段痛くない人でも痛く感じることもあります。
女性の場合は、ホルモンバランスの崩れで急に痛みが出たりすることもあるので、一概に誰でもが介護脱毛が痛いという訳ではなく、その時の状況や痛みに強いか弱いかで、痛いかどうかは変わります。
介護脱毛の体験した人たちからの口コミ・評判
60代女性
自分の親を介護して分かった大変さから、VIO脱毛をしたら意外と快適。もっと早くしておけば良かった
40代女性
家族の介護で分かった排泄介助の大変さ。
陰毛が邪魔してふき取りがうまくいかず、はさみで切ったりもしました。
とにかく排泄介助がストレスとなり、自分はそうなりたくないと介護脱毛に踏み切りました。
実際にやってみると、生理やトイレの時が快適で、夏場の蒸れも減り、においも軽減しました。
30代女性
白髪になる前に介護脱毛したけど、何もないって本当に気持ちいい。
特に生理の時が楽。
なんでみんなVIO脱毛しないの?
これは、私のエステサロン勤務時代の先輩やお客様から聞いた話です。
先輩方が皆VIOがツルツルで、当時は介護脱毛などという言葉もなかったので、
「ただ将来のために」
という人が多かったです。
後は白髪になる前にやっておきたかったとか、私の周りはみなやってるからとかの理由から、年配の人もVIO脱毛をすることが多く、その時点ですでに
「事前のムダ毛処理、お尻周りはできなかったから息子にやってもらったのよ~」
というつわものマダムも。
でも、一番多かったのが
「年取った時に、アンダーヘアはない方がいいって聞いたから」
という理由。
そして何より、やってみて分かった快適さ。
デリケートゾーンに何もないのが、非常に気持ちよく過ごせる要因の一つだと、皆言います。
でも全部ツルツルにするのって、ちょっと抵抗ある…という人も中にはいますし、私もそうでした。
他の人は、どこまで介護脱毛しているのでしょうか。
介護脱毛はどこまでするべき?
介護脱毛は、下半身を全てツルツルにしなければいけないというわけでもありません。
- 肛門の周り
- 尿をする付近
- アイラインと呼ばれる膣の周り
その辺をツルツルにしておくと、介護の時だけでなく、自分でも拭きやすい。
なので、V ラインと呼ばれるお腹の下の方に生えている毛は、残しておく人も多いです。
ツルツルにしておくべき箇所は
- I ライン
- O ライン
V ラインは整えておくだけでも OK!
介護脱毛するメリットデメリット
介護脱毛するメリット
- 排泄介助されやすい
- オムツが替えやすい
- トイレでの拭き取りも容易になる
- 菌の繁殖を抑える事ができる
- 肌トラブルを改善できる
- 下着の中が蒸れない
- 快適
自分の子供のオムツを変えていた時とは違い、便や尿の量も多いので、大人のオムツ交換は大変。
その時に、毛がないだけでもかなり楽。
また、トイレで排泄は出来ても、自分では上手く拭けなくなります。
少しでもキレイに拭き取れるように、ツルツルにしておくと自分も安心。
そして雑菌の繁殖を抑えて、快適になります。
菌は臭いも発生させるので、デリケートゾーンは常に清潔を保つべき場所。
陰毛がないことで、菌の繁殖を抑え、肌トラブルもなくす効果は大きいですね。
自分だけでなく、介護してもらう人にも感謝されやすくなるので、介護脱毛はメリットが多いです。
介護脱毛するデメリット
- 脱毛時での痛みが強い
- 脱毛時に陰部を見せるので羞恥心が出る可能性がある
- 再度アンダーヘアを生やしたいと思っても不可能
デリケートゾーンの陰毛の脱毛は、正直かなり痛いです。
私もしたことがありますが、出産よりも痛いんじゃないかと思うほどに痛いです。
但し、以前働いていたサロンのお客様の中には
「思っていたほど痛くない」
「我慢できるレベル」
という人が8割でした。
ただそれは、光脱毛の場合です。
医療脱毛となると、光脱毛の倍以上は痛みがあるので、ここが耐えられるか、がポイントとなります。
また、私もVIO脱毛を施術していた側なので分かりますが、アンダーヘアの脱毛の時はかなり股を広げる体勢になってもらわないと、脱毛ができません。
お客様の中で年配の人は、常にそれを気にしていて
「恥ずかしい所を見せてしまって、ごめんなさい」
と毎回謝られる人もいました。
あそこを見せるのが恥ずかしい…という場合だと、介護脱毛はしづらいかも。
最後に、温泉にお友達と行ったり、下半身を見せるような状況になったときに
「やっぱり恥ずかしいから、少し残しておけば良かったな」
と思うこともあるかもしれません。
その場合でも、毛を生やすことはもう二度と出来ません。
介護脱毛のメリットデメリットは、こちらで詳しくまとめています↓
介護脱毛は白髪には効果がない!?
医療脱毛も光脱毛も、基本的に黒い毛に反応する機器を使用するサロンがほとんど。
黒い毛、というよりかは「黒色の色素であるメラニン」に働きかける作用。
そのため、基本的には白髪の毛には反応しません。
そのため、白髪になる前の脱毛が推奨されています。
人によっては40代ですでに白髪がある人もいますし、なんと早い人だと20代でも陰毛が白髪になる人も!
その場合、『針脱毛』だと、白髪でも効果があります。
但し!
針脱毛は、どの脱毛方法よりも強烈に痛いと聞きます。
私は針脱毛はしたことがありませんが、お客様から色んな話を聞くと、100%の人が針脱毛は痛すぎると言います。
但し近年、医療クリニックでは、白髪でも脱毛できる所もあります。
それが「ハイパースキン脱毛」
但しどこでも白髪脱毛できるわけではないので、黒い毛の内に脱毛しておくことをおすすめします!
介護脱毛は医療脱毛・光脱毛どちらがおすすめ?
脱毛には2種類の方法があります。
- 医師監修のもと行う医療脱毛
- 脱毛サロンやエステサロンが行う光脱毛
どちらが効果が高いかと言うと、効果的には、どちらも変わらないと個人的には実感しています。
但し、完全にツルツルにするために
- 医療脱毛:5〜6回
- 光脱毛:12回以上
の回数が必要。
痛さは、医療脱毛のほうが断然痛いですが、麻酔等の痛さ対策あり。
光脱毛は、輪ゴムがはじく程度の痛み。
人によってはそれほど痛くないという人もいます。
料金に関しては、光脱毛の方が高いです。
ケアに関しては、医療脱毛は医療機関で行うため、トラブルが起こった場合はその場ですぐに処置がしてもらえます。
例えば、軽いやけどや肌トラブルなどですね。
光脱毛の場合は、そもそも脱毛のパワーが弱いので、肌トラブルになる人は非常に少ないですが、稀にいます。
- カミソリで自己処理をした為、脱毛して肌に赤みが出た
このような場合は、病院に行ってもらう決まりになっています。
- アトピー肌
- 日焼けをした肌
の人には、そもそもサロン側でお断りさせて頂いておりました。
何かあったときの責任が取れないからです。
基本的に、脱毛サロンやエステサロンは医療機関ではないので、トラブルを避けるためにも、肌トラブルがある人には脱毛しない、というルールがあります。
スタッフの違いは
- 医療脱毛:看護師
- 光脱毛:脱毛サロンスタッフ
となります。
脱毛前のムダ毛下処理は、医療脱毛・光脱毛ともに自己処理が必須です。
自己処理をしていない場合は、
- シェーバー代が取られる
- 予約した日に全ての脱毛がてきない
などのペナルティがあります。
これらを表にまとめるとこちら。
医療脱毛 | 光脱毛 | |
---|---|---|
効果 | ◎ | ◎ |
回数 | 5~6回 | 12回以上 |
痛さ | 激痛に近い(麻酔等の対策あり) | 痛いor平気と言う人も |
料金 | 1回の料金は1万円以上 | 1回の料金は数千円 |
ケア | 医療機関の為、薬や診察など完全ケア | ケアなし(何かあれば病院に行って下さいと言われる) |
スタッフ | 看護師 | サロンスタッフ |
事前ムダ毛処理 | 必要(クリニックによっては脱毛施術代に剃毛料金が含まれているのでムダ毛処理をしてくれる所もあり) | 必要 |
効果に関しては、光脱毛は必ず12回以上が必須。
でないと、医療脱毛ほどの効果は得られません。
痛さは、医療脱毛では麻酔などを使って、痛さを軽減させる方法もあります。
5〜6回で効果の出る医療クリニックで痛み対策をしてくれているなら、断然医療脱毛がおすすめです。
しかし、1番気になるのは料金!
これも比較してみました。
介護脱毛の料金
介護脱毛の料金は、クリニックやサロンによってバラバラ。
少し例をお見せします。
医療脱毛
広尾プライム皮膚科
- 3回セット:49,800円
- 5回セット:66,000円
- 7回セット:90,000円
リゼクリニック
- 5回セット:92,800円
レジーナクリニック
- 5回セット:84,000円
トイトイトイクリニック
- 5回セット:55,000円
フェミークリニック
- 5回セット:98,000円
椿クリニック
- 5回セット:68,000円
光脱毛
プリ―ト
- 3回コース:39,900円
- 6回コース:76,650円
- 12回コース:123,750円
- 18回コース:157,500円
ei-me(エイミー)
- 3回セット:6,000円 ※期限あり
アドラーブル
- 月額:2,700円
12回以上通うと考えると、恐らく2年ほど。
2,700円×24ヶ月=64,800円
※全て税抜き価格
- 医療脱毛の場合は、大体6~10万前後
- 光脱毛場合は、大体6~12万前後
実はあまり変わらない料金設定。
1回の脱毛料金は、明らかに医療脱毛の方が高いです。
しかし、医療脱毛は多くても6回ほどでツルツルになってしまうために、回数が必要な光脱毛と結局は同じぐらいの金額になってしまうのが、結論です。
回数的には
- 医療脱毛:約5~6回
- 光脱毛:約12回以上
が理想なので、結果的には医療脱毛の方が安くなります。
まとめ
介護脱毛は、40代以上は今一度見直さなければならない分野の一つ。
仮に介護されずに元気で人生を全うできても、老いる自分の身体を清潔にするのは自分自身。
お尻まで届いていた手も、いつか届かなくなるかもしれません。
お股をきちんと拭いていたつもりでも、拭けないかもしれません。
ムダ毛がないだけで、においの軽減にも繋がりますし、蒸れ・かゆみも解消されます。
海外では、パートナーの為にVIO脱毛する文化。
介護脱毛、別名VIO脱毛はなくてはならない技法だったのかもしれません。
コメント