地球温暖化が進む中、2030年には氷河期がやってくると言われています。
その原因は一体何なのか。
氷河期になる原因を8つ紹介します。
これさえクリアすれば、氷河期にならずに済むかも。
いやしかし、相手は自然。
人間ではどうにもならないような気もしないでもない。
氷河期になる原因8選!
氷河期は、地球の気候が寒冷化して、長期にわたって温度が低下する時期のことを言います。
昔の氷河期は、大気中の二酸化炭素が減少したことにより氷河が始まりました。
しかし、それだけではない氷河期の原因もあります。
それらの原因を8つ紹介します。
温室効果ガスの減少
温室効果ガスとは
- 水蒸気
- 二酸化炭素
- メタン
- 一酸化二窒素
- フロン
を指します。
これらが減少すると、氷河期が始まると言われています。
温室効果ガスを出すものは
- エアコン
- 車
- トラック
- 列車
- 飛行機
- ガスレンジ
- ファンヒーター
など。
輩出する温室効果ガスが、地球の気温を上げ続け、今では夏になると40度近い猛暑が毎年やってきます。
農業で排出される二酸化炭素は、上記のものたちよりはるかに多くの温室効果ガスを出します。
地球温暖化は世界各国で問題視されており、熱中症で死んでしまう人もいる中、実はこの『二酸化炭素』があるおかげで、氷河期が免れているんです。
遥か昔、産業革命が起こってからは様々な工業が発展し、人間の役に立つ道具が開発されました。
それにより、メタンやフロンなどのガス、そして二酸化炭素が排出され、その温かいガスが地表にたまり、気温が上昇しました。
通常、氷河期には周期がありますが、多くのエネルギーを石炭や石油から得るようになった結果、氷河期のサイクルがずれていると多くの学者は言います。
逆を言うと、これらのガスを抑えると氷河期がすぐにでも始まる、ということ。
だったら、ずっと二酸化炭素を排出し続ければいいんじゃないか、と思いますが、二酸化炭素は人間の体に害を及ぼします。
- 倦怠感
- 頭痛
- 耳鳴り
- 眠気
という症状が出るだけでなく
- 河川の氾濫
- 土砂災害
- 干ばつ
- 洪水
など自然崩壊への道も否めません。
また、近年の異常すぎる気温上昇により、熱中症で死亡する人も増加。
干ばつの場合は、食料不足という危機に陥り、水不足で様々な支障も出てきます。
- 二酸化炭素がなくなれば一気に氷河期へ突入
- 二酸化炭素が多いと人間の体に害を及ぼす
どちらも難しい選択ですが、温室効果ガスを減少しつつ気温は保てると、氷河期を抑えることができます。
但し、二酸化炭素が地球温暖化の原因ではない、と説く学者もいます。
この辺は学者さんでしか分からない深い話ですね。
とにもかくにも『地球温暖化が軽減される』と、氷河期がくる原因になることは間違いないようです。
太陽活動の低下
太陽活動が、この数年間低下していると言われています。
その理由が、黒点。
太陽には『黒点』という太陽活動の指標があります。
- 黒点が多いと、太陽は活発に動いている
- 少ないと、太陽の活動が低下している
と学者は見ます。
その黒点が近年減少してきているのだとか。
これを見てみましょう。
- 2016年平均数:39.8個
- 2017年平均数:21.7個
- 2018年平均数:約7個
- 2019年平均数:約3個
- 2020年1月:2.4個
※2020理科年表より
2018年から極端に減りすぎです。
英国のノーザンブリア大学が開発した、太陽の活動周期の新しい数学モデルでは、
2030年代には太陽活動が60パーセント低下し、地球の温度が急激に低下
と言います。
10年後の2030年頃に、太陽活動は200年ぶりにダルトン極小期並みに低下し、15年遅れで2045年頃に1~2度低下して、1850年以前のような小氷期に入る見込み
という学者も。
太陽が弱ると、北極は一気に氷河が始まります。
そのため、黒点の減少が氷河期になる原因としてのポイントです。
大陸移動
大陸が地球の赤道と両極を結ぶ位置の
- 暖流を止める
- 暖流を減少させる
という位置に大陸があると、氷床が形成されます。
そのため、大陸が移動した場所によっては寒冷化が始まり、氷河時代へと突入。
実はこの位置に今あるのが
- 北極
- 南極
なのだそう。
そのため、今の時代こそ氷河時代だという人もいます。
海流
大陸の移動により、海流が変化します。
海流には気候を冷やしたり、熱したりする能力があります。
その能力が、海流の流れによって冷やしすぎた時に氷河期が来ます。
ヒマラヤ山脈の隆起
元々海の中にあったヒマラヤ山脈。
そのため、海の生物の化石が見つかることのあるのだとか。
そんなヒマラヤ山脈ですが、年々隆起していると言います。
そして、その隆起が大気の環流を変化させ寒冷化を進めたとも。
ヒマラヤ山脈が隆起したことで、はるか昔インドが今の位置に合体しました。
元々インドは独立した大陸だったよ!
隆起したヒマラヤ山脈は地形を削り、川や海の流れを変化させ、大気中の二酸化炭素濃度を下げ、寒冷化させました。
地球磁場
地球磁場が弱まると氷河期がやってくると言われています。
その理由が、地球磁場が地球を守ってくれているから。
磁場は
- 地球に降り注ぐ宇宙空間を飛び交う高エネルギーの放射線(宇宙線)
- 太陽の紫外線
から生命を守ってくれています。
いわば人間の盾となっていた訳です。
それがここ数年間、磁場が減少していることが人工衛星の観測で発見。
学者が予測している10倍のスピードで磁場が弱まっているのだそう。
磁場が弱まると、大気圏内への宇宙線の入射量が増大。
すると、大気中の過冷却水蒸気が宇宙線の飛跡を核として凝結し、雲の量が増加。
つまり、雲に隠されて太陽の光が当たらなくなることで、地球が寒冷化することになります。
地球の軌道の変化
地球は、太陽の周りをまわる軌道が、10万年周期で変化すると言います。
地球の軌道が変化し、北半球に日が当たらなくなると、気温は下がり、氷が大陸を覆います。
そこから数万年かけて氷河期へ突入します。
ミランコヴィッチが開発した『ミランコヴィッチサイクル』では地球の軌道を計算できるとのこと。
火山の噴火
火は二酸化炭素を発するということで、気温上昇の原因の一つとされています。
昔は今ほど温室効果ガスなどありませんでしたが、氷河期を免れていた理由の一つとして、火山の噴火が多かったことが挙げられます。
しかし、近年火山の噴火も減少し、二酸化炭素の排出が少ないために、このまま減少し続けると氷河期が訪れる可能性が高い、ということになります。
但し、近年は火山噴火を上回るエアコンや車の排出量が多いので、火山の噴火が減少しただけで、氷河期が始まるとは考えにくいです。
氷河期がいつくるのかこちらで詳しく解説しています↓
まとめ
今回は氷河期になるであろう原因のみを掲載しました。
しかし、実は氷河期は来ないのではないか、とも言われています。
その理由がやはり「地球温暖化」です。
大問題になりつつある温暖化がどんどん加熱しているので、未来は氷河になる可能性が低いという学者も多くいます。
自然のことなので何とも言えませんが
氷河期にならず、温暖化を緩やかにしたい
そう願います。
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